Glycerin Soap
グリセリンソープ
グリセリンソープと言えば透明な石鹸を想像する方が多いと思いますが、石鹸を作る時にグリセリンを添加した石鹸をグリセリンソープといいますので、白いグリセリンソープもあります。
キャスターオイルを1/4-1/3ほど使っている石鹸は、グラニュー糖、グリセリンとアルコールを使うことによって透明、又は半透明、そして真っ白なホワイトグリセリンソープを作ることも出来ます。
アルコールはエタノールでもウォッカでも何でも構いませんが、アルコール度が低いだけ、水分が多くなるため柔らかい石鹸になる場合もあります。
お水は精製水かミネラルウォーターをご用意下さい! 湧き水や井戸水でもOKです!
市販のグリセリンソープ
市販のグリセリンソープには、パラベン、エデト酸塩、プロピレングリコール、発ガン性の高いSLS(ラウリル硫酸ナトリウム)の成分がグリセリンソープに含まれている石鹸がたくさん売られています。
レシピがたくさん、、?!
それぞれのレシピに必要なオイルの割合が違うため、もちろん出来上がりが違います。
レシピの#1、#2、#-迄は、アメリカで作られている作り方を紹介していますが、グリセリンやアルコールを加える順番は入れ換えても作れます。
ステアリン酸を使ったレシピは硬い石鹸が出来てしまいますが、手作りを楽しむということで作ってみて下さいね!
アンバーフェイスソープはビタミンEオイルを使った洗顔用の私のオリジナルレシピです。
手作りグリセリンソープ
このページで紹介している作り方には、塩析は行っておりませんので、アルカリが余分に含まれています。
市販も手作りも着色していないソープの色は曇っていても普通です!
クラフト用の合成の材料を含まないM&Pグリセリンソープはガラスのように透き通った石鹸ではなく少し曇っていますが、着色すると色付ガラスのように透き通った石鹸になります。
出来上がったグリセリンソープの色はオイルの種類や割合で随分違います。
バーソープから作り替える方法
Recipe #1 ... バーソープから作り替える方法
純石鹸と同じように最初は固形ソープを作り、砕いた固形ソープをシュガーシロップで煮詰めて溶かします。
まず、キャスターオイルを使った石鹸を作って下さいね!
作った石鹸を砕き、下記のものを加えるとグリセリンソープになります!
Recipe #1
(1) 純石鹸をまず作り、1-2日後、または石鹸が柔らかい間に適当なサイズにカットします。
このレシピを使って固形石鹸を作り、半分は固形石鹸として、残りの半分をグリセリンソープに作り替えようと思う場合は、
Recipe #2.... グリセリンソープの基本レシピ(A)
(A)水酸化ナトリウムと精製水を溶かして温度を60℃にします。
- ここまでは純石鹸の作り方と全く同じです。 -
作り方はいろいろありますが、いくつかご紹介致します。
柔らかい石鹸が出来上がっても熱で水分を跳ばせば硬い石鹸になるので問題はありませが、透明な石鹸を作りたい場合はアルコール分がなくなるだけ透明度がなくなります。
アルコールを追加して透明度を高めて下さい。アルコールは99%エタノールをお薦めします。
但し、透明度を高める石けんを作るには、やはり精製水や蒸留水の方を使った方がいいです。
石鹸を透明にするために、アルコールかプロピレングリコールを使われている場合がありますが、アルコール又はプロピレングリコールを使わずにソルビトール(糖)とグリセリンを使って作られた透明なピュアグリセリンソープもあります。
泡立ちのよい石鹸が好きな方はココナッツかパームカーネルを多く使ったレシピ、パームやパームカーネルオイルを多く使ったレシピは敏感肌やドライスキン、ココナッツオイルが多く使われているレシピはオイリースキンに適しています。
保温は、鹸化を完全に行なうためです。鹸化できなかった油が石鹸の表面に浮いてこないようにするためです。
保温するときは、アルカリとオイルを混ぜてしまったあとすぐでも構いません。作り易いように工夫して下さい。
ニュートロジーナの石鹸のように琥珀色の石鹸が出来上がります。
水分は多くなっていますので、石けん成分を肌から洗い流しやすい石けんですが、pHは高くなりますので乾燥しやすくなります。
ですから、グリセリンソープを作ることを目的としたページであることをご了承ください。
肌あたりの優しい石けんにするには、塩析が必要です。塩析後にグリセリンを加えて作ってください。
手作りの場合は透明度の高いグリセリンソープを作ることが出来ますが、少し黄色っぽい色になります。
透明度が高いため、石鹸の中に小さいバラの石鹸やおもちゃを入れた場合、市販のクラフトソープを使うよりも手作りグリセリンソープを使うと中のに入れて石鹸やおもちゃのデザインや色がはっきりと見えます。
また、温度、作る過程、作る量などでも少しずつ違ってくるようです。
ステアリックアシッドを使った石鹸は写真のように無色透明に近い石鹸が出来上がります。
レシピ#4-4はお気に入りのマイレシピです。
↑#4-4 透明なグリセリンソープ ↑#5 白いグリセリンソープ
↑ #6 はちみつ石鹸 ↑ #6 グリーンティソープ
キャスターオイルを入れて作った石鹸はとてもよい石鹸が出来上がります。
キャスターオイルはグリセリンと同じように空気中の水分を肌に引き寄せます。
石鹸を作った時にカットに失敗したり、石鹸の端の形の悪い部分を利用して
グリセリンソープに作り替えるといいと思います。
溶かした石鹸にグリセリンとアルコールを加えて、透明、または半透明なグリセリンソープに作り替える方法です。
68g NaOH
200 ml 精製水
170g キャスターオイル
170g ココナッツオイル
140g パームオイル
200 ml 石鹸を溶かすための水
グラニュー糖50gを水40gに溶かしたシュガーシロップ
240 ml グリセリン
240 ml アルコール (91%以上のウォッカやエタノールをお使い下さい。)
(2) チーズグレイダーや大根おろし器などを使って削り、出来るだけ溶かし易い小さいな石鹸にします。
(3) 3-4週間ぐらい乾燥させてから、最初は水と石鹸を弱火、または湯煎で溶かします。
(4) 完全に溶けたらジュガーシロップとグリセリンを加え、火を止めてからアルコールを入れます。
(5) アルコールを入れてフタをします。暫くすると石鹸が透明になってきます。
(6) 透明になったら着色料、香料を入れ、可愛いモールドに流し込んで冷めたら出来上がりです。
「作った石鹸を砕き、下記のものを加えるとグリセリンソープになります!」以下の材料は半分にして作り替えて下さいね!
(B)オイルを溶かし温度が60℃になったら(A)のアルカリ溶液を少しずつ入れます。
(C)混合物が液体から濃厚なボタージュスープのようになるまで時々混ぜます。
(D)グリセリンとシュガーシロップを入れて75-80℃で2-3時間保温する。
(E)最後にアルコールを入れて透明になったらモールドに移し、2-3週間後には出来上がりです。
(F)石鹸が透明になったら出来上がりです。2-3週間後からご使用下さい。
- アルコールを入れて透明になった後、急に温度を落とすと透明度が高まるという意見もあり、冷蔵庫で冷やす方もいます。 -
グリセリンソープベーシック#2-1
(A) Lye Solution : NaOH 120g 精製水250g
(B) Oil Blend : パーム400g ココナッツ160g キャスター260g
グリセリン160ml シュガーシロップ(グラニュー糖150g 精製水150g) アルコール320ml
グリセリンソープベーシック#2-2
(A) Lye Solution : NaOH 119g 精製水250g
(B) Oil Blend : パーム260g ココナッツ260g キャスター260g
グリセリン160ml シュガーシロップ(グラニュー糖160g 精製水160g) アルコール320ml
グリセリンソープベーシック#2-3
(A) Lye Solution : NaOH 120g 精製水250g
(B) Oil Blend : パーム400g ココナッツ200g キャスター200g
グリセリン160ml シュガーシロップ(グラニュー糖140g 精製水140g) アルコール320ml
M&Pグリセリンソープベーシック#2-4
(A) Lye Solution : NaOH 114g 精製水250g
(B) Oil Blend : パーム400g パームカーネル200g キャスター200g
グリセリン160ml シュガーシロップ(グラニュー糖140g 精製水140g) アルコール320ml
Recipe #3 .... グリセリンソープの基本レシピ(B)
(A)水酸化ナトリウムと精製水を溶かして温度を60℃にします。
(B)オイルを溶かし温度が60℃になったら(A)のアルカリ溶液を少しずつ入れます。
(C)混合物が液体から濃厚なボタージュスープのようになり分離がなくなるまで時々混ぜる。
(D)弱火で温度を上げ、72-82℃達したら溶かしたステアリックアシッドを入れるて良く混ぜる。
水を加えたりせず、ステアリン酸だけを小さい鍋などで直火で溶かしてください。
(E)72-82℃で2-3時間保温する。
保温させると鹸化で熱が発生するため普通は温度が上昇しても72度以下になることはありません。温度が下がってる場合は鹸化がうまくできていませんので、残念ながら透明な石けんにはなりません。
(F)グリセリンとアルコールを入れてダマになった石鹸を奇麗に溶かす。
(G)最後にシュガーシロップを入れてモールドに移し、2-3週間後には出来上がりです。
基本レシピ(B) Recipe #3-1
(A) Lye Solution : NaOH 130g 精製水280g
(B) Oil Blend : ココナッツ400g キャスターオイル260g
(D) Stearic Acid : ステアリックアシッド160g
(E) Solvents : グリセリン160ml 91-99%エタノール 320ml (99%エタノールがベスト)
(F) Sugar Solution : シュガーシロップ (グラニュー糖140g 精製水140g)
基本レシピ(B) Recipe #3-2
(A) Lye Solution : NaOH 120g 精製水280g
(B) Oil Blend : パームカーネル400g キャスターオイル260g
(D) Stearic Acid : ステアリックアシッド160g
(E) Solvents : グリセリン160ml 91-99%エタノール 320ml (99%エタノールがベスト)
(F) Sugar Solution : シュガーシロップ (グラニュー糖140g 精製水140g)
Recipe #4 .... Junko's グリセリンソープ - ほぼ無色透明な石鹸が作れます。
(A)水酸化ナトリウムと精製水を溶かして温度を60℃にします。
(B)オイルを溶かし温度が65℃になったら(A)のアルカリ溶液を少しずつ入れながら混ぜます。
(C)混合物が液体から濃厚なボタージュスープのようになり、分離がなくなるまで時々混ぜる。
(D)弱火で温度を上げ、82-94℃達したら溶かしたステアリン酸を入れて良く混ぜる。
水を加えたりせず、ステアリン酸だけを小さい鍋などで直火で溶かしてください。
(E)72℃以上(72-82℃)で2-3時間保温する。
保温させると鹸化で熱が発生するため普通は温度が上昇しても72度以下になることはありません。温度が下がってる場合は鹸化がうまくできていませんので、残念ながら透明な石けんにはなりません。
(F)2-3時間後、グリセリンとシュガーシロップを入れてダマになった石鹸を奇麗に溶かす。
(G)最後にアルコールを入れ透明になったらモールドに移し、2週間後には出来上がりです。
Recipe #4-1
(A) Lye Solution : NaOH 100g 精製水220g
(B) Oil Blend : ココナッツ400g キャスターオイル100g
(D) Stearic Acid : ステアリックアシッド80g
(F) : グリセリン160ml シュガーシロップ (グラニュー糖80g 水80ml)
(G) Alcohol : 99%エタノール 480-640ml *99%がなければ91%エタノール
Recipe #4-2
(A) Lye Solution : NaOH 90g 精製水220g
(B) Oil Blend : パームカーネルオイル390g キャスターオイル120g
(D) Stearic Acid : ステアリックアシッド120g
(F) : グリセリン160ml シュガーシロップ (グラニュー糖80g 水80ml)
(G) Alcohol : 99%エタノール 480-640ml *99%がなければ91%エタノール
Recipe #4-3
(A) Lye Solution : NaOH 120g 精製水310g
(B) Oil Blend : パームカーネルオイル400g キャスターオイル260g
(D) Stearic Acid : ステアリックアシッド160g
(F) : グリセリン160ml シュガーシロップ (グラニュー糖160g 水160ml)
(G) Alcohol : 99%エタノール 480-640ml *99%がなければ91%エタノール
Recipe #4-4 私のお気に入りのマイレシピです!
(A) Lye Solution : NaOH 269g/9.5oz 精製水850g/30oz
(B) Oil Blend : ココナッツ1134g/40oz キャスターオイル142g/5oz
(D) Stearic Acid : ステアリックアシッド226g/8oz
(F) : グリセリン470ml/16fl.oz シュガーシロップ8cups(グラニュー糖50%と水50%)
(G) Alcohol : 99%エタノール 470ml/16fl.oz *99%がなければ91%エタノール
Recipe #5 .... Junko's ホワイトソープのレシピ.
ショールームにあるバラやキャラメルの石鹸はホワイトグリセリンソープを使って作りました。
グラニュー糖の量を増やすだけでパールホワイトソープになります。
白い貝がらのソープを作るときはパールホワイトにして作ると奇麗です。
(A)水酸化ナトリウムと精製水を溶かして温度を60℃にします。
(B)オイルを溶かし温度が65℃になったら(A)のアルカリ溶液を少しずつ入れながら混ぜます。
(C)混合物が液体から濃厚なボタージュスープのようになり、分離がなくなるまで時々混ぜる。
(D)弱火で温度を上げ、82-94℃達したら溶かしたステアリックアシッドを入れて良く混ぜる。
(E)72℃以上(72-82℃)で2-3時間保温する。
(F)2-3時間後、グリセリンを入れてダマになった石鹸を奇麗に溶かす。
(G)最後にグラニュー糖を入れる。砂糖が溶けたらモールドに移し2週間後には出来上がりです。
Recipe #5
(A) Lye Solution : NaOH 142g 精製水300g
(B) Oil Blend : ココナッツオイル640g
(D) Stearic Acid : ステアリックアシッド160g
(E) Solvents : グリセリン160ml
(F) Sugar Syrup : シュガーシロップ (グラニュー糖160g 水80ml)
Recipe #6 .... Junko's はちみつフェイスソープのレシピ
(A) M&Pグリセリンソープ450-500gを電子レンジで溶かします。
(B) はちみつ大匙1/2-1杯、グリセリン大匙4杯、ビタミンEオイル小匙1杯、GSE小匙1杯を加えます。
(C) エッセンシャルオイルやフレグランスオイルを加えて出来上がりです。
*(B) 蜂蜜大匙1-2杯加える場合はグリセリンを入れるなくてもOKです。蜂蜜で十分の保湿効果が期待できます。
グリセリンを一定量以上加えると石鹸が曇るのが普通です。上記のレシピでは石鹸がやや曇ります。
下記の画像は蜂蜜だけを加えた蜂蜜石鹸なので透明感があります。
琥珀色の石鹸は黒蜜のような蜂蜜のバックウィート、べっ甲飴色の方はオレンジフラワーの蜂蜜を使いました。
蜂蜜の種類の色で石鹸の色もこんなにかわります!
上側:Buckwheat 下側:Orange Flower
*(C) 私のエッセンシャルオイルのブレンドはベルガモット、ローズウッドをメインにレモン、
ライム、ピンクグレープフルーツをブレンドさせ、カモマイルを少量加えています。
ベルガモットはシトラスの香りが強くスパイシーな香りは全くしない、イタリア産のエッセンシャルオイルを使っています。
ライムはフレッシュライムの香りがそのまま、、、、という香りのEOを使っています。
同じ名前のエッセンシャルオイルでも、原産国や抽出方法の違いで香りが全然違います。
ピンクグレープフルーツ(ルビーグレープフルーツ)は普通のグレープフルーツの香りと違い、甘く優しい香りです。とてもいい香りがします。
香りの好き好きは十人十色ですので、あなたの好きなブレンドを作って下さい!
Recipe #7 .... Junko's グリーンティソープのレシピ
(A) M&Pグリセリンソープ450-500gを電子レンジで溶かします。
(B) 抹茶小匙1/4、グリーンティエクストラクト10滴程、 はちみつ小匙1杯を加えます。
(C) エッセンシャルオイルやフレグランスオイルを加えて出来上がりです。
お茶に含まれている成分は、O-157退治で有名なカテキンによる殺菌、抗菌作用や酸化防止(老化防止)、
アミノ酸、ビタミンA,B,C&Eも含まれているため、お茶の入ったクリーム、ローション、
シャワージェルや石鹸がアメリカで人気を集めています。
お茶の中でも特に抹茶にはビタミンEが多く含まれています。
菜穂子のグリセリンソープ - Created by 菜穂子さん
材料
(A) Lye Solution : NaOH 120g 精製水250g
(B) Oil Blend : パーム200g、ステアリックアシッド200g ココナッツ200g キャスター200g
グリセリン160ml シュガーシロップ(グラニュー糖140g 精製水140g) アルコール320ml
石けん作りセミビギナー(?)、菜穂子といいます。
ジュンコさんのページはとっても見やすいし、とても参考になります。
さて、最近M&Pソープで、いろいろ遊んでみたくて、 ジュンコさんのレシピで、グリセリンソープにチャレンジしてみました。
レシピ 2−3を参考に、作ってみました。
ただ、透明感を出したく、ちょっと欲張って、パームオイル400gとなっているところを、半分、ステアリックアッシドにしてみました。
作り始めたら、あっという間にトレースも通り越し、うどん粉入れ過ぎちゃったポタージュ状態になってしまいました。
そんなバカなと思いながら、焦ってキャスターオイルなどを足してみたりしたのですが、無駄なようなので、その他の添加物を入れてみました。
アルコールを入れたところで、透明なさらさら状態になりました。
ナンダ、大丈夫じゃん、さぁ、保温しましょうとも思ったのですが、 透明にもなったことだし、型に入れても大丈夫かも、と思って、 型に入れました。
そうしたら、これがまた、さめて行くにつれて、どんどん固まってきてあっという間に型からはずれるようになりました。
これで出来たのかなぁ?と思いつつ、 1ヶ月ねかせてた石鹸がこれです!
菜穂子のローズソープ - Created by 菜穂子さん
菜穂子さんは、自分で作ったグリセリンソープに蜜蝋とステアリックアッシドを入れて作った石鹸の画像をおくってくれたので、皆さんにご紹介します!
左側がステアリックアッシド、右側が蜜蝋を使って固めた石鹸です。
出来上がったソープベースが柔らかくなったとき、蜜蝋/ビーズワックスを加えると硬くすることができます。
ステアリックアシッドを使っても出来ないことはないのですが、融点が70℃なので、混ぜ合わせるのが大変です。
グリセリンソープは70℃以上になると、焦げてくるため悪臭を放ちます。また変色してきます。これは、市販のグりセリンソープでも同じです。
温度を上げすぎるとアメ色になり、臭くなります。温度の上げ過ぎには注意してくださいね!
Melt & Pour グリセリンソープ
Melt (溶ける)& Pour(流す;注ぐ)グリセリンソープはM&Pグリセリンソープと表示されている事が多く、
石鹸を溶かしてモールドに流し込み、固まったら石鹸が出来上がるというクラフトソープです。
私の手作りグリセリンソープは、ステアリン酸を多く含むと硬い石鹸になりますので、包丁でカットすることはできても、M&Pグリセリンソープとして使いづらい物もあります。
グリセリンソープを作る場合、温度の微妙な違いなどなど、ちょっとした事でかなり出来上がりが変わってしまいます。
M&Pグリセリンソープとして使える石鹸を作りたい場合は、まず、上記のレシピで上手に作ることができたら、
次回は、シュガーシロップの糖分をちょっぴり減らして、水とグリセリンを増やして作ってみて下さい。
自分の作りたいと思うM&Pグリセリンソープの硬さに作っていくだけです!
菜穂子さんは、私のレシピをアレンジしてグリセリンソープを作られました。その石鹸の画像をご覧下さい!
菜穂子さんのように、私のレシピをどんどんアレンジしながら、みなさんの作りやすいレシピに作り替えて下さいね!
みなさんの質問にお答えして、、。
etyunaさんの質問
私はアルコールが肌に合わないためアルコールを使わないグリセリンソープを作りたいと思っています。
アルコールを使わないと 他の材料の分量も変わるのでしょうか?
オリーブオイルを使ったグリセリンソープのレシピがあったら 教えていただきたいのですが・・・
アルコールを使う理由は、石けんを透明にするために使い増すので、
透明にならなくてもいいならアルコールは使わなくても大丈夫です。
後で蒸発してしまうため、アルコールを加えなくても他の分量は基本的に変える必要はありません。
透明にはなりませんが、アルコールを省いてグリセリンソープを作ってください。
ただ、使い心地や固さなど若干異なる事はありますので、
グリセリンやシロップの割合をかえてみながら自分の好みの硬さ等に調節してもらうといいと思います。
オリーブ100%のグリセリンソープを作る事も可能です。下記のゆうままさんの質問をご参照くださいね。
ゆうままさんの質問
オイルの分量や種類をかえることはできるのでしょうか?
グリセリンやシュガーシロップの量など、計算方法があるのでしょうか?
CP法で作成した石けんの使い心地がよかったので、そのレシピを使ってグリセリンソープが作れたらいいなぁと思いました。
オイルの分量や種類をかえて作る場合は、オイルの種類や割合によってグリセリンまたはシュガーシロップの量をかえた方がいい場合もありますが、基本的に同じように作っても作れます。
あとは使い心地や固さなどで、グリセリンとシロップの割合をかえてみながらオリジナルレシピを作ってください。
リュウタンさんの質問
アルコール・グリセリンを入れたとたんにかなりのダマになってしまい、
レシピにはキレイに溶かすとありますが、もう一度、温度を上昇させてとかすのですか??
混ぜすぎてしまったせいか、硬く、白くなってしまった状態になってしまいましたが、石鹸としては使用することができるのしょうか・・・?
温めながらダマを溶かしていきますが、最初はきれいに溶けた部分だけモールドなどに流し込んでも構いません。f
再度ダマになった物だけ、余分に用意する事になりますがグリセリン等の追加の材料を加えて溶かしてください。
余分にグリセリン等を加える事になりますので、最初にきれいに溶けたグリセリンソープは
若干柔らかめにできると思いますが、石けんを乾燥し続けると固くすることができます。
石けんの表面にオイルが浮いていない場合は、使える石けんになっていると思いますので、
まずハンドソープとして使って様子をみてください。
トラブルシューティング
石鹸が琥珀色になった場合:
同じパームオイルでも、材料の質や成分によっても出来上がりが違う場合もあります。また、もともと黄色いオイルが多い場合は、石けんも黄色みが強くなります。
また、シュガーシロップがなべ底で焦げたり、または高温で煮詰めすぎて飴色になった方もいらっしゃいます。
レシピ#5のホワイトグリセリンソープのレシピに加えるシュガーシッロップを最後に入れる理由は、
煮詰めすぎたりして、白い石鹸が茶色っぽくなる事を防ぐ為です。
最後に入れるようにしていますが、アルコールを最後に入れても構いません。
また、グラニュー糖の量を減らすと糖が焦げずに無色透明に近い石鹸になった方もいらっしゃいます。少し減らして作ってみてください。
失敗作のリサイクル法:
このリサイクル法は、このページで紹介しているローズソープの作者の菜穂子さんのリサイクルの方法です。
失敗作のグリセリンソープのチップを、型入れ前のサラサラのアルコールを入れた状態の石鹸生地に入れると、
だんだんとグりセリンソープのチップが溶けて、気がつくと奇麗に混ざってしまいます。
グリセリンソープのチップをたくさん入れてしまって、石鹸生地がドロドロになった状態になってしまった場合、
アルコールを足して温めてあげると、またサラサラの状態になります。
石けんはpH8-9にできあがりましたが、肌が乾燥するグリセリンソープができてしまいました。:
石けんに含まれているアルコールの量が多くてお肌が乾燥してしまう場合もあります。
アルコールが多く含まれている場合は、アルコール臭がして羊羹のように柔らかいグリセリンソープができてしまっていると思います。
そういう場合は、アルコール臭がなくなるまで乾燥させてから使用して下さい。
また、ココナッツオイルに刺激を感じる方もいます。ココナッツオイルの割合を少なくするか、またはオリーブオイル100%やオリーブオイルの割合の多いグリセリンソープを作ってみて下さい。
グリセリンソープは100%鹸化して作りますので、購入したオリーブオイルの鹸化率100%で作ってみて下さい。
このページは、HPを立ち上げた1999年に公開しましたので、古い情報も含まれています。ご了承願います。