Liquid Soap リキッドソープ
 


 

KOH/水酸化カリウムを使って作ります。水酸化ナトリウムの鹸化価とは異なります。また鹸化率は100%強でつくります。
時間をかけてゆっくり作る方法と、アルコールを使って時間を短縮して作る方法があります。
作り方や温度設定は人によって違いますが、アルコールを使うと成功率がグーンと上がるだけでなく、15分程でつくれます。
失敗する確率が少ないかわりに、アルコールを使うので危険の作り方でもあります。気をつけて作ってください。
 

このページは1999年に作成したページですので、古い情報も含まれていますが、
そのまま公開して欲しいと言うメールをいただきますので、古い情報も含まれています。
レシピのバッチを半分にしたり、少なくして作る場合は、反応や出来上がりの透明度などが異なってきますが、ご了承願います。

2004年に出版した「美肌になろう!手作りリキッドソープとクレイ」(学用書房)では、15分で作れる私のオリジナルレシピを紹介しています。
固形石鹸よりも簡単に作れて、シャンプーしても酸性リンスが必要なくて重宝しているという、嬉しいコメントも頂いております。
そして、本当に15分で作れるとは、、、と驚きのメッセージもいただいております。
図書館で借りることができますので、まず図書館にお問い合わせください。図書館になくても取り寄せてもらうことができます。

 
 
リキッドソープ 液体石鹸の作り方

 
 
 

Liquid Soap の透明度

パームオイルの場合、アルコールを使わないと透明なリキッドソープにはなりません。
アルコールが抜けると曇った液体になり透明感は全く無くなってしまいます。
また、ホホバオイルを使用した場合もすこし曇る場合があります。
透明なリキッドソープを作りたい場合はパームオイル以外のオイルを選んで作って下さい。

ソフトオイルと呼ばれる常温で液体のスイートアーモンドやアボカオドイルなどのオイルはアルコールが無くても透明に仕上げられ、
パームカーネルやココナッツも透明なシャンプーに仕上げることが出来ます。
キャスターオイルを加えると、極めて透明度が高くなり、優しいシャンプーが作れます。
キャスターオイルは保湿が高く、お肌にも髪の毛にも優しいシャンプーが作れるため、
ヘアシャンプ、ボディシャンプーにぜひ少量加えて作っていただきたい材料です。

アルコールを加えると透明度が高まります。透明にしたい方は少しアルコールを加えて下さい。
また、透明度を高めるためにグラニュー糖を加えると経済的です。

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リキッドソープの出来る量と香料の量

水を6カップ加えるレシピの場合は、約4000mlのシャンプーが出来ます。
ボディウォッシュ、ヘアシャンプー、ハンドソープだけでなく、食器用にも洗濯用にも使えますので
たくさん作ってもすぐに無くなってしまうと思いますが、ちょっと多すぎるなぁ、、、と思う方は
1/2、1/4にして適当に量を少なくして作って下さい。
ただし、量を少なくする時は、鍋の温度が急に下がったりしない夏場の暑い時に作るか、
または、温度が下がらないように十分に気をつけて作って下さい。

約4000mlのシャンプーに15mlのフレフランスオイル(FOs)かエッセンシャルオイル(EOs)を加えるだけで、微香料リキッドソープが作れます。
香料を60ml入れると強い香りがつきますので、香りを楽しめるリキッドソープが作れます。
1000mlのシャンプーには3-5ml、バブルバスには15mlの香料を加えて下さい。
EOsの場合は香りが強い種類が多いため、ドロッパーで数的落とすだけで香りがつきます。

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アルコールを入れる時は必ず火を消してから入れて下さい。火を点けたままアルコールを使う事はとても危険です。
容易にアルコールに引火して炎がよく見えないのが特徴なので、引火にすぐに気がつかない場合があります。
万が一に備えて、火事になった時の想定で何が必要か、何をすべきか、、、を心得ておくほうがいいと思います。

初めてつくる方の場合、パームオイル100%で作るシャンプーが作りやすいと思います。
パームをお持ちの場合は、パームオイルで作ってみて下さい。
 
 

水酸化カリウムの量 (KOH)

固形石鹸を作る為の水酸化ナトリウム(NaOH)は100%鹸化させる量で作った場合、アルカリが多すぎて、石鹸の表面にソーダアシュが付いたり、石けんに穴があいたり、アルカリの強い石鹸が出来ます。
そのため、5-8%オイルを増量、又は10%前後のアルカリを減量(ディスカウント)して作ります。

しかし、手作り液体ソープの場合はKOHが100%以上必要で、アルカリがちょっぴり少ないだけでも
出来上がったシャンプーの表面にオイルが浮いたり、手を洗うと油っぽくて石鹸というよりオイルという手触りになります。
そのため、アルカリを10%増やして作り、後からクエン酸や硼酸を加えてアルカリ度を下げる方法を利用している人がたくさんいます。
私は5%ほど増量して作っているので、アルカリを落とす必要がない数値に出来上がっています。
ベビーシャンプーやフェイスソープはGSEや蜂蜜を加えて、さらにpHを少し下げています。

下記、水酸化カリウム(KOH)の量は100gのオイルに対して100%鹸化させるアルカリの量です。
私がオイルを仕入れている会社の数値ですので、みなさんが仕入れている会社の鹸化価とは多少異なるかもしれませんが、
手持ちのオイルの鹸化価がわからない場合は下記の表を参考に作ってみて、pHが高いようなら、次回より割り増しするアルカリの量を減らして作って下さい。
 

Fixedオイルetc.の種類

KOH (g)

Fixedオイルetc.の種類

KOH (g)

スウィートアーモンド

19.3

オリーブ

18.8

アプリコットカーネル

19.0

ココナッツ

26.50

アボカド

18.6

パーム

19.7

分溜ココナッツオイル

33.8

パームカーネル

22.0

ヘーゼルナッツオイル

19.7

マカダミアナッツオイル

20.0

キャスターオイル

18.0

シェイバター

19.2

ホホバ

9.5

マンゴバター

19.8

ウィートジャーム

19.5

マンゴカーネルオイル

19.1

サンフラワー

18.9

アロエバター

26.0

イブニングプリムローズ

20.0

アボカドバター

20.5

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アルコールフリーの基本的な作り方

アルコールを使わず液体石鹸は作るには時間がとてもかかり失敗する可能性も高いのですが、
ドライスキン、敏感肌、湿疹やアトピーの方に適した作り方だと思います。
アルコールを使った作り方は失敗が少なく殺菌効果のあるシャンプーなりますが、
アルコールが石鹸に多く含まれている場合はお肌を乾燥させてる場合もあります。
アルコールを殆ど蒸発させた場合は、とてもいいシャンプーになります。

アルコールを使わないとペースト状の石鹸の素が作れるまで何時間もかかります。
均等に熱が当たるように湯煎を利用する人が多く、湯煎用の2層鍋を使うと火にかけっぱなしでも、
定期的にチェックするだけでOKのようで利用している人が多いようです。

(1) 精製水と水酸化カリウムを混ぜて65℃/150*Fにします。

(2) オイルを鍋に入れて75℃/170*Fになったら(1)の溶解液をいれます。

(3) 湯煎で71-82℃/160-180*Fを保たせながら10分ほど混ぜます。

(4) その後は混ぜる必要がなく、温度を一定に保たせながら定期的に様子を見るようします。

(5) 3-4時間ゆっくり時間をかけてジェルになるまで温め続けます。

(6) ペースト状になったら水を加え、(最後にGSEを加えて)2週間後に出来上がりです。

- 高温で2-3時間煮ると完全に鹸化してすぐに使える石鹸になります。

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アルコールを使った基本的な作り方

アルコールを使って作った場合は多少アルコールが石鹸の中に残るため半年以上保存が可能なソープができます。
ペースト状で保存する場合は常温で2年でも保存可能です。
アルコールを加えてかき混ぜながら鹸化させますが、ジェル状になりかけたらアルコールを蒸発させます。
2-3時間程煮詰めながら鹸化すると共にアルコールを飛ばす方法もあります。

- アルコールはエタノール91%以上をご使用下さい。99%以上がベストです。
エタノールの入手が難しい国にお住まいの方は、Isopropyl Alcohol 99%を使ってまずは作って下さい。
Isopropyl Alcoholを使いたくない場合は、スピリタス(96度)のように度数の高いウォッカを代用して下さい。

 

注意: 高温設定で尚且つアルコールを使うため、中の様子が伺えるガラスのフタつきの大鍋をご用意下さい。
アルコールを入れて混ぜると鹸化がはじまり、急に泡が吹き上がってきますので
出来るだけ「大きすぎるかな??」と、思うくらい大きなお鍋をお使い下さい。

英語版のリキッドソープの作り方を購入された方から、私のレシピはアルコールを入れてから火をつけないのですか?
と、時々質問がきますが、私の場合、我流ですがアルコール入れてから鹸化させるまで一切火を点けないようにしています。
洋書のリキッドソープの作り方の本には、アルコールを入れてから弱火で温める説明がありますが、
アルコールを入れてから火を点けると混合物が吹き上がりすぎて鍋から溢れる事もあり、危険度が高くなるからです。
温度が下がってしまって上手く鹸化できず、温めて温度を上げたい場合やお持ちの本の通りに作りたい場合は、突然の吹きこぼれや跳びはねに十分注意が必要です。
出来るだけ鍋底が厚いお鍋を用意し、ガラスのフタで中を伺えるお鍋を使ったほうがいいと思います。
鍋の底が厚いお鍋は熱が均等に行き渡るため、突然の吹きこぼれ防止になります。
ガラスのフタなら、中が見えるため急な吹きこぼれ防止、また跳びはね防止になります。

- 私はpHの値を下げる場合はGSEや蜂蜜を使っていますが、クエン酸や硼酸を加える方法は石鹸作りの本で紹介されています。
昔は硼酸がよく使われていましたが、今は毒薬として扱われていますので使わないほうがいいと思います。
またクエン酸は入れすぎるとリキッドソープでなくオイルになって使えなくなると思いますので、
クエン酸を使うときも使い過ぎないように気をつけてください。

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パームリキッドソープ

(1) 精製水470ml/16oz 水酸化カリウム185g/6.5oz
(2) パームオイル 907g/32oz
(4) アルコール 235ml-470ml/8-16oz
(8) 水 12 cups 前後

(2) 精製オリーブオイルの代用ができますが、(8) 水の分量は異なります。
始めは6カップぐらい入れて、様子を見ながら少しずつ水を加えてのばして下さい。

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ココナッツリキッドソープ

(1) 精製水470ml/16oz 水酸化カリウム240g/8.5oz
(2)ココナッツオイル 907g/32oz
(4) アルコール 235ml-470ml/8-16oz
(8) 水 6 cups 前後

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Deborah's Favourite Liquid Soap

Deborah Cannerさんは、娘さんが湿疹で困っているため、手作り石鹸を作り始めたそうです。
Deborah さんは、Making Natural Liquid Soaps (by Catherine Failer) の本の中にある
Jojoba Conditioning Shampooというレシピで作ったシャンプーは市販の石鹸やシャンプーが使えない娘さんのお肌にとても優しいようです。
デビーさんの娘さんと同じように湿疹で悩んでいる方、または市販のシャンプーが使えないお子さんをお持ちの方は、一度お試し下さい。

アメリカで出版されている本はoz (ounce(s))というgに当たる重さの単位で表示されています。
もし、レシピの単位がすべて重さのoz表示(wt.oz) であれば、そのままozをgに置き換えて作れます。
水の単位がfl.oz や cup でなく、重さがすべてozという表示になっている事を確認して下さい。
但し、gで作るには数字が小さすぎます(量が少ない)ので、10倍、20倍にして作って下さい。

デビーさん愛用のレシピJojoba Conditioning Shampooを例にg表示に変えて数字を10倍と20倍にしてみました。
下記のようにoz (ounce(s))表示になっているレシピでも、gに変えて作れます!
 

37 oz  ココナッツオイル

.... x10 ....

370 g  ココナッツオイル

.... x20 ....

740 g  ココナッツオイル

9 oz  キャスターオイル

90 g  キャスターオイル

180 g  キャスターオイル

4 oz  ホホバオイル

40 g  ホホバオイル

80 g  ホホバオイル

39 oz  精製水

390 g  精製水

780 g  精製水

13 oz  水酸化カリウム

130 g  水酸化カリウム

260 g  水酸化カリウム

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Junko's Liquid Soap Recipe

私はアルコールを使って作っていますが、鹸化させながらアルコールをぼぼ完全に蒸発させます。
ココナッツはお肌をドライにする傾向がありますが、キャスターオイルとホホバオイルを加えることで、お肌に優しく潤いを与えるシャンプーが作れます。乾燥肌や湿疹のある方にもお薦めのレシピです。

身体も髪の毛も洗える、私の好きなレシピをいくつか御紹介します。
体質、髪の毛の質、パーマやブリーチで痛んだ髪の毛など、どのシャンプーが貴女に適しているかは実際に使ってみなければわかりません。
いろいろな純シャンプーをお試し下さい。
 
 

弱火で82℃/180*Fまで温度を上げる。
温度を上げると、アクのような物が出てきますが、気にする必要はありません。

火を止め、吹きこぼれに注意しながらアルコールを入れてフタをする。
アクが無くなっていないようなら、フタを閉めたまま少しゆすって下さい。

透明な液体になったのを確認。アルコールの量が不足していない証拠です。
アクが浮いているようであればアルコールが不足していますので追加して下さい。
または、温度がしっかり上がっていなかった時にもアクが浮いたようになります。

吹きこぼれに注意して軽くかき混ぜる。様子を見ながら泡が出るまで混ぜる。
泡が吹き上がらない場合は鹸化が促進されていませんので残念ながら失敗の可能性が大です!

ビールの泡のように急に泡が吹き上がってくるので注意。
アルコールを飛ばすように少しずつ吹きこぼれに注意しながら混ぜてジェルにします。

鹸化が殆ど終われば柔らかいジェル/ペースト状になります。
これが液体石けんの素、ソープ素地になります。


 

Mild Body & Hair Shampoo

シャンプーバーと比較すると、このレシピのシャンプーで洗うと髪の毛がきしまず、
シトラスリンスした後はトリートメントをしたように髪の毛がサラッとしてとても気に入っています。

(1) 精製水470ml/16oz 水酸化カリウム193-209g/6.8oz-7.4oz
(2)ココナッツ 567g/20oz キャスター170g/6oz ホホバ 170g/6oz 
(3) アルコール 235ml/app.8oz
(5) 水  5 cups 前後
(6) グリセリン 2 cups ビタミンEオイル大匙1 GSE大匙2 *蜂蜜大匙1-2(オプション)
*グリセリンを加える方は、蜂蜜を省いても構いません。

シャンプーはpH9.3になり、pH10.0以下で作れました。できるだけpH10.0以下のシャンプーを使った方がいいと思います。
蜂蜜は、髪の毛にとてもよいのですが、シャンプーにそのまま加えると独特の香りが強くなりますので、好みに合わせて加えて下さい。

グリセリンをたっぷり使うとお肌にとてもよいソープになりますが、体質や気候によっても異なります。
始めからたくさんグリセリンを加えると勿体ないと思いますので、グリセリンがたっぷり入っているほうがいいのか、
それとも、たくさんいれないソープでも使い心地はいいかどうかチェックして下さい。
日本は四季がありますので、季節でグリセリンの量を調節してみて下さい。

日本のグリセリンはみずっぽいと教えていただきましたが、私はシロップ状の植物性グリセリン(99.5%)を使っています。
 

All Purpose Shampoo

(1) 精製水350ml/12oz 水酸化カリウム204-212g/7.2oz-7.5oz
(2)ココナッツ 453g/16oz サンフラワー 283g/10oz キャスター170g/6oz  
(3) アルコール 235ml/app.8oz
(5) 水  6 cups 前後 グリセリン1/2 cup

このレシピで作ると、大抵pH9.7ぐらいの数値でいつも作れます。
経験、道具、気温などによって出来上がりは人によって異なりますので必ずpHをチェックして下さい。

このレシピを使った無着色と着色したシャンプーの画像は Shower Gel & Forming Bath でご覧下さい!

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ヘアケア

酸性リンス

私はクエン酸リンスを行なわず、シトラスリンスを行なっています。
クエン酸リンスに慣れるまで早い方は2-3日で慣れますが、半年以上かかる方もいます。
クエン酸リンスが、なかなか慣れない方でも成功する確率が高くなりますので、まずシトラスリンスをお試し下さい。

酸性リンスに慣れない原因

市販のシャンプーからシャンプーバーに切り替えた方は髪の毛の軋みが気になり、また、クエン酸の量を多く使いすぎて髪の毛がベタベタする方もいます。
また、酸が少なすぎてサラサラせず、ギブアップして、再び市販のシャンプーに戻る方もいます。
そういう方は、暫くの間、シトラスリンスを行なって石鹸シャンプーに慣れて下さい。

「美肌になろう!手作りのリキッドソープとクレイ」で紹介している '2 in 1 シャンプー’は、酸性リンスが不要な方が多いので、ぜひお試し下さい
 

シトラスリンス

シトラスリンスとは、、、GSE(グレープフルーツシードエクストラクト)を使ったリンスです。
グレープフルーツシードエクストラクトはシトラスエクストラクトと呼ばれることもあり、クエン酸リンスと区別するためにシトラスリンスと呼んでいます。

100mlぐらいの小さいコップを利用するのも便利です!
100円玉ぐらいのサイズのGSEを小さいコップに入れてお湯と混ぜて濃厚なシトラスリンスを頭皮と髪の毛に馴染ませるようにリンスします。
全体に馴染じんでいるかどうか、指の腹を使ってマッサージするようにチェックして下さい。
シトラスリンスが髪の毛全体に行き渡っていれば、軽くすすぐだけです。
縺れやすい髪の毛の方も、きっとびっくりするぐらいの効果があると思います。

貴女の石鹸のpHで必要なGSEの量も異なりますので、初めてシトラスリンスを行なう方は、
GSE大目に使ってリンスをし、髪の毛の状態に合わせて徐々にGSEを減らして貴女の髪の毛に合った量を探して下さい。

GSEにはアミノ酸を含む数種類の酸が含まれているためヘアケアには優れた材料で、フケやかゆみの防止にも使われ、
枝毛防止にも役立ちまが、シトラスリンスの欠点はクエン酸リンスに比べて値段が高くついてしまう事です。
枝毛防止は毛先8-10cmぐらいにシルクアミノ酸やGSEを馴染ませるように付けてみて下さい!
** ひどい枝毛は毛先5cmぐらいカットしないと、また枝毛になります!**

注意:シトラスリンスは酸性ですのでアルカリに傾いた髪の毛を中和させますが、毛染をしている方は、ごわごわした感じ残る方が多いようです。
ぜひ、 '2 in 1 シャンプー’をお試し下さい

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Junko's Soapless Shampoo for Hair & Body

GSEと数種類のハーバルエクストラをブレンドして、オリジナルシトラスリンスを作っています。
フケ、抜け毛、枝毛予防に効果があるエクストラクト以外に、ニキビケア、抗皮膚炎症、酸化防止、収斂効果、各種ビタミンが含まれているエクストラクトを使っているため、
ニキビが出来た時、特にニキビが潰れてしまって血が出ているような時の洗顔に使って頂くことができます。

石鹸が含まれていないソープレスシャンプーとして赤ちゃんや小さなお子様から敏感肌の大人の方も使っていただけます。
寝たきりや病気でシャワーが出来ない場合でもSoapless Shampooを混ぜたお湯で身体を拭いて頂いてて殺菌、洗浄する事ができます。

Junko's Soapless Shampoo は、原液のまま使わずに、水や植物性グリセリンに混ぜてお使い下さい。
シロップ状のグリセリン成分99%以上の植物性グリセリン(USPグレイド)に混ぜて使うと使いやすいと思います。

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Shower Gel & Forming Bath

手作りのリキッドソープは水やグリセリンの量を調節したり、選んだオイルの種類で
ドロっとしたジェルのようなシャンプーや水っぽいシャンプーにすることもできれば、
無色透明に近いシャンプーや飴色のシャンプーを作ることもできます。

シャワージェルのようなトロミのあるソープを作りたい場合はグリセリンの量を少なくすると
キサンタンガムやアップルペクチンを加えなくてもジェル状ソープにできあがりますが、
グリセリンが多く含まれている方がお肌に優しいのでグリセリンはある程度入れて作ります。
水っぽいリキッドソープが嫌な場合はキサンタンガム、グアガムやアップルペクチンなどを入れてジェルにして下さい。
バブルバスやフォーミングバスを作りたい場合は泡立ちの良いココナッツを使ってリキッドソープを作ります。
色や香りを付けるとギフトによろこばれる素敵なリキッドソープになります。
 

shampoo_060101.jpg


 

左端は無着色の手作りリキッドソープです。
ココナッツ、キャスターオイル、サンフラワーを使って作りました。
ソープが黄色っぽいのでちょっぴりブルーを加えてグリーンの色を作りました。
ブルーはブルーを大目に入れただけで簡単です。
バイオレットはレッドとブルーを加えて着色しました。


 

リキッドソープのアレンジ法はクラフトリキッドソープのページをご覧下さいね!

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トラブルシューティング

全くうまく作れず困っています!
- a. - 一般的な純石けんを作った事がなくグリセリンソープにチャレンジした場合、失敗に終わる確率が高いようです。まず純石けんで基本的な作り方に慣れてから作ってみてください。

オイルとアルカリがいつまで経っても分離したままなのですが、、、!
- a. - アルカリが少なすぎると分離したままでジェルが作れません。
- b. - アルコールを使わない場合は分離した状態が続きます。アルカリの量は正しいか再度チェック!

アルコールを使ったのに、なかなかジェルになりません!
- a. - アルコールを入れる量が指定された量よりも少なすぎるとジェルにならない時があります。
- b. - アルコールを入れる時の混合物の温度が低すぎた場合が考えられます。
- c. - a.とb.に当てはまらない場合は、吹きこぼれに注意しながら定期的に混ぜて下さい。

pHの値を中性に近づけたいのですが、GSEやクエン酸はどのくらい入れたらいいのですか?
- a. - 道具、温度、経験等で鹸化率が違います。ペーハーメーターを使って測定して下さい。
- b. - GSEは鹸化を促進させますので、クエン酸よりもGSEを加える方がいいと思います。

pHの値をできるだけ中性に近づけたいのですが、何を使うといいですか?
- a. - 水よりも酸性が強いアロエベラジェルやアロエジュースなどで薄めてpHの数値を下げてみて下さい。
- b. - はちみつなどの酸性の物を加えてpHを下けることができます。

リキッドソープは上手に作れたようですが、表面に少しオイルが浮いているようです。
- a. - アルカリが少なかったため、鹸化されなかった余分なオイルが浮いている所為です。
- b. - 鹸化率100%のアルカリの量で作ると、実際アルカリが少し不足してしまう場合があります。

アルコールなしでリキッドソープを作りましたが、日が経つと脂臭い匂いがしてきました。
- a. - 最初にオイルを熱しすぎてしまったり、鹸化が完全にしきれていない場合が考えられます。
- b. - アルコールを使っていない場合、腐敗するのがかなり早いようです。

リキッドソープにベーキングソーダ、卵、ホウ酸などを加えて作ったらうまくできませんでした。
- a. - 石けんは化学反応を行って作りますので、本や雑誌で紹介されている材料以外の材料を使うと、また新たな化学反応を起こす可能性がありますので注意が必要です。
- b. - ホウ酸は、見た目も白くきれいなため誤飲の確率が高い薬品であり、数グラムで乳幼児の致死量なため注意が必要です。
また、現在は毒薬として取り扱われるようになっています。ほう砂もホウ酸と同じぐらいの毒性があります。

リキッドソープに粘性をつけるためキサンタンガムを作ってみましたが、うまくジェルになりませんでした。
- a. - キサンタンガムと水でジェルになるか、まずチェックして下さい。中にはきれいなジェルにならないキサンタンガムもあるようです。 ココナッツオイルを使用したリキッドソープの場合、水を使ったジェルを作ってから、そのジェルに混ぜる方がいいでしょう。
- b. - キサンタンガム以外の食品に使われている増粘剤を使用するのもいいと思います。但し、その材料と混ぜたときに悪臭を放つようでしたら、その素材は使わないようにして下さい。
- c. - ココナッツオイルを含まないリキッドソープの場合は、希釈する量をすくなくすればジェルのように使いやすい粘性のあるリキッドソープになります。

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石鹸のpHの値

バーソープの場合、アルカリが多すぎるとソーダアシュがいっぱい吹き出て、シュガーパウダーが降り掛かったスポンジケーキのような石鹸や、
ネズミさんの大好きな穴の空いたスイスチーズのような石鹸が出来るので、見た目でアルカリが多すぎた事がわかり、すぐ失敗したとわかります。
しかし、リキッドソープの場合は見た目では全く判りません。アルカリが高すぎると、敏感肌やドライスキンの方はすぐに反応すると思いますが、
ノーマルスキンやオイリースキンの方は、すぐに気づかないかもしれません。安全なリキッドソープを使うためにはpHメーターかリトマス紙で必ずpHのチェックをして下さい。
 

バファーソリューションpH4.01とpH7.01の各温度に対しての数値
 

pH4.01 & pH7.01

Buffer solution:


HI70004 (pH4.01): +/-0.01ph at 25*C / 77*F
HI70007 (pH7.01): +/-0.01ph at 25*C / 77*F
 

*C *F HI70004 *C *F HI70007
 0  32 ph4.01  0  32 ph7.13
 5  41 ph4.00  5  41 ph7.10
10  50 ph4.00 10  50 ph7.07
15  59 ph4.00 15  59 ph7.04
20  68 ph4.00 20  68 ph7.03
25  77 ph4.01 25  77 ph7.01
30  86 ph4.02 30  86 ph7.00
35  95 ph4.03 35  95 ph6.99
40 104 ph4.04 40 104 ph6.98
45 113 ph4.05 45 113 ph6.98
50 122 ph4.06 50 122 ph6.98
55 131 ph4.07 55 131 ph6.98
60 140 ph4.09 60 140 ph6.98
65 149 ph4.11 65 149 ph6.99
70 158 ph4.12 70 158 ph6.99
75 167 ph4.14 75 167 ph7.00
80 176 ph4.16 80 176 ph7.01
85 185 ph4.17 85 185 ph7.02
90 194 ph4.19 90 194 ph7.03
95 203 ph4.20 95 203 ph7.04

 

みなさんの質問にお答えして、、。
 

りんさんの質問
どうしてもリキッドソープが作りたくて、基材を揃え作ったのですが、なんと、水酸化ナトリウムと、水酸化カリウムと間違えていました。
固形石鹸と同じものだと思いそのまま使ってしまいました。透明に成らないし、PHも高いし。。。失敗かな~~と思ってたんです。
やはりだめですよね。捨てるしかないですか???

肌には使えませんが、出来上がった石鹸の状態によって洗濯石けんや油汚れの多い食器のつけ置き洗いなど、食器用石鹸等に使用できます。
水酸化ナトリウムを使ったという事ですので、固形石鹸の作り方でアルカリが多かった場合のトラブルシューティングとリバッチングなどご覧下さいね。

 
 

井上さんの質問
希釈して使用する際の質問です。キサンタムガムでジェル化させて使っていますが、GSEを入れたいのです。
しかし、GSEとキサンタムガムは併用してはいけないのでしょうか?

GSEを使っても構いませんが、手順を間違うとキサンタンガムとGSEが混ざらなくなります。
キサンタンガムの場合の手中を知らない方が多く、キサンタンガムを使った物にGSEは使えないと思っている方が多いため、アロエクリーミージェルを「美白になろう!手作りのリキッドソープとクレイ」て紹介する事にしました。
版権法に接触しますので、本書の内容をここで紹介することができませんので、アロエクリーミージェルのレシピのキサンタンガムを使用する場合をご参照ください。

 

井上さんの質問
ボディシャンプー・ハンドソープとして使えますか??
廃油がたくさんあります。これは台所用や掃除用として使えますか?

リキッドソープは、どのレシピでも基本的に全身に使えますので、自分の好みのオイル一種類でリキッドソープを作り、シャンプー、ハンドソープ、ボディソープ、またディッシュソープや洗濯石けんとして使う事もできます。
リキッドソープの場合は作ったオイルの種類によって随分使い心地に違いがでてくるため、美白になろう!手作りのリキッドソープとクレイの本書のレシピは、用途に一番あったオイルを選ぶようにしており、
また、できるだけスーパーで入手できるオイルをレシピで紹介する事にしましたので、本書ではパームオイルは使いませんでしが、このHPでも紹介していますようにパームオイルのリキッドソープも作ってみてください。
オリジナルレシピを作る場合は、使用するオイルに必要な鹸化価を調べて作ってください。オイルの購入先で鹸化価を尋ねてください。正確な数値にはなりませんが、ネットでも調べられます。
廃油も使用しているオイルの種類がわかれば廃油リキッドソープも作れると思いますが、不純物が多く混ざってきる場合は鹸化がうまくできるかどうかわかりません。
作ってみてうまく行かないようでしたら、廃油石けんは水酸化ナトリウムを使用して固形にした方がいいと思います。

 

喜美子さんの質問
レシピにエタノールを入れたものに挑戦しました。が、なかなか鹸化せず、エタノール不足かと思い最終的に二倍の量をいれてやっとリキッド状になりました。二週間ほどおきましてシャンプーしてみたところ使い心地は非常によかったのですが、その後シャンプーしているとき眼に入ってしまったところ、市販のシャンプーと比べ物にならないほどしみ、子供のシャンプー用に作ったのですが目に入った時のことを考えて使えずにいます。原因はエタノールを入れすぎたせいでしょうか?


市販の合成シャンプー、特に赤ちゃん用は目に入っても痛くならないように工夫されて作られているのですが、
残念ながら、 純石けんの場合アルコールを使用しない作り方でも目に入った場合は市販の物と比較すると、とても痛くなります。

 

Kumikoさんの質問
私は今、2イン1シャンプーで顔も洗ってみたりしていますが、洗顔に使ってもいいですか?

洗顔ソープとしても使えます。フォーミングポンプに入れて使う便利ですよ。
 

Kumikoさんの質問
希釈すると分からないのですが素地だとアルコールの臭いが割とするのですが、
phは9~10位とそう高くはありません。 成功してもアルコール臭いは残るものでしょうか?
もし失敗だとしたらどの点が悪かったのでしょうか?

アルコールを使った場合、成功してもソープ素地にはアルコールが残っています。このアルコールのおかげで何年も保存できます。
また、鹸化も促進されますので、ソープ素地のpHの数値が高くてもちょうど良いpHまで数値が下がる事も結構あります。

ナオミさんの質問
グレープフルーツ シード エクストラクトを髪にリンス等に4・5滴混ぜて使用していますが、 髪質は艶々になり良いのですが、髪の色が茶に脱色しつつあります。
これは何故起こるのでしょうか?私にはグレープフルーツ シード エクストラクトは合わないと判断した方が宜しいのでしょうか?

アルカリである純石けんを使った石けんシャンプー後のリンスに酸性のクエン酸リンスやシトラスリンスの酸を使用すると、アルカリでキューティクルがひらき、酸がメラニン色素を脱色するために髪の毛が茶色くなります。
そのため、もともと髪の毛が明るい方や外出が多く髪の毛に直射日光のあたる時間が長い方は、髪の毛が脱色されやすくなります。

久留美さんの質問
リキッドソープを作るときに水で薄める前の石鹸の素を冷凍室で凍らせて保存すると良いと聞きましたが、凍らせて保存したほうがいいですか?

アルコールを使わずに作った場合、石鹸の素は腐敗しやすくなりますので、涼しいところで保存させるほうがいいと思います。
アルコールを使って作った場合、常温で数年以上保存できます。
1999年4月に作ったリキッドソープの素のひとつが棚に隠れていて、5/8/2001に見つけたものが、まだ、今でも色も匂いも作った当時と同じで全く変りありません。
ソープの素はアルコールが含まれているためかなりの期間保存が出来るようです。作ってから5年経ってもそのままです。3/28/2004

 

Yukoさんの質問
アルコールなしで作ったリキッドソープは1カ月も経たないうちに廃油のような脂臭い匂いになり、
脂臭さを消すためにエッセンシャルオイルを加えたら、もっと最悪な臭いになってしまいました。
折角のリキッドソープを利用できるようにしたいのですが、何かよい方法はありますか?

残念ながら、一度脂臭くなったリキッドソープは脱臭することはできませんが、ごまかす方法があります。
まだ、脂臭さが少しだけなら香りの強いラベンダーなどの香りを加えるとごまかせる場合があります。
レモンやライムをたくさんいれて、食器用、または洗濯洗剤として利用させることもできます。
脂臭さを消すためにコーヒーを加えてコーヒーの香りを付けるのが一番いいかもしれません。
コーヒー豆のカスを加えることもできます。コーヒーカスの場合は食器洗いに使ってみて下さい。

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