石鹸に関する化学と国語 |
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手作り石鹸
動植物油脂 + 水酸化ナトリウム + 精製水 → 脂肪酸ナトリウム(石鹸) + グリセリン → 純石鹸
石鹸をつくるには水酸化ナトリウム(NAOH)を使って固形ソープを作ります。
リキッドソープを作るには水酸化カリウム(KOH)を使って作ります。
水酸化ナトリウムは危険?
水酸化ナトリウムも水酸化カリウムも取り扱い要注意です。ゴム手袋をして取り扱います。
日本では薬局で購入するときにもサインが必要です。
水分が加わると熱をもちます。手に触れるとピリピリして肌が溶けてくる感じがします。
アルカリが皮膚にあるオイルや水分を使って化学反応を起こすので、皮膚に接触すると、とても危険です。
やっぱりお肌に悪い物?!と思われそうですが、水酸化ナトリウムは何かチェックして下さい。
取り扱いには注意が必要ですが、石鹸を作るために用いても心配は無いと思えるはずです。
危険な薬品?
水酸化ナトリウムと塩酸。どっちが危険?
どちらも危険とされ取り扱いに注意が必要です。
もちろんスーパーやコンビニで買うことができませんね。
水酸化ナトリウムと塩酸、2つを混ぜると2倍以上危険な物に変わるかな?
ちょっと実験!
* 水酸化ナトリウム + 塩酸 → 塩化ナトリウム(食塩) + 水
NaOH + HCl → NaCl + H2O
なんと! 危険どころか食塩と水が出来ちゃった!
それもコンビニで買えるものに変化しましたね。
AB + CD → AD +CD と組み合わせが変わっただけですね。これを複分解と言います。
塩と水で塩水ができますね。海水も塩水だけどなにか関係しているのかな?
ナトリウム?
ナトリウムもカリウムも地殻や海水に多く含まれています。
やはり海水が塩水という事と関係がありましたね。
水酸化ナトリウムも塩化ナトリウム(食塩)もナトリウムと付いています。
ナトリウムは自然の中で見つけることができるようですね。
塩化ナトリウム(食塩)はナトリウムイオンと塩素イオンの結合です。
* 塩化ナトリウム → ナトリウム + 塩素
NaCl → Na+ + Cl-
塩も水も人間には欠かせないものですね。それも自然界の中にあります。
石鹸も化学反応を起こしてつくります。動植物油脂と水と水酸化ナトリウムの化合物です。
化合物や化学反応という言葉が気になる方もいるようですね。
では、化合とはなんでしょうか?
化合物は悪いもの?
化合とは、、
2種類以上の物質から別種1物質を生じる変化。化学変化の前後で物質の質量の総和は変わらない。(⇔分解)
1つの物質が他の物質と結合して別の物質ができる化学変化を化合といい、できた物質を化合物という。
合成とは、、
2つ以上のものをあわせて1つのものを作ること。化合物を人工的に作ること。
化合と合成の意味が似ているようだけど全く違うことがわかりますね。
人間に不可欠な水は水素と酸素の化合物です。
石鹸とは何?
石鹸とは、、
脂肪酸と水酸化ナトリウムの化合物。水に溶けやすい。洗濯などに使う。(600円の豆事典)
洗剤として用いられる動植物油脂を原料とする高級脂肪酸のアルカリ塩。(広辞苑)
高級脂肪酸のアルカリ塩 = 石鹸 のようですね。
アルカリ製品から作る石鹸は昔ながらの方法のようですね。
水酸化ナトリウムは何??
水酸化ナトリウムは何から出来ているのか?まず調べてみましょう。
水酸化ナトリウムはナトリウムイオンと水酸化物イオンの結合です。
* 水酸化ナトリウム → ナトリウム + 水酸化物イオン
NaOH → Na+ + OH-
水酸化物イオン?! 水は水素イオンと水酸化物イオンの結合です。
* 水素イオン + 水酸化物イオン → 水
H + OH → H2O
水酸化ナトリウムは海水にあるナトリウムと水の水酸化物イオンからできていることがわかります。
と、言うことはナトリウムと水を化学反応させると水酸化ナトリウムができるはず。
化学式で水酸化ナトリウムを作ってみましょう!
ナトリウムと水でできるはず。
* ナトリウム + 水 → 水酸化ナトリウム + 水素
2Na + 2H2O → 2NaOH + H2
水酸化ナトリウムと水素になりました。
危険な塩酸は?
* 水素 + 塩素 → 塩酸
H2 + 2Cl → 2HCl
水素と塩素が化合すると塩酸になってしまいます。
水酸化ナトリウムと塩酸という危険な2つを合わせるとb>食塩と水になりましたね。
* 水酸化ナトリウム + 塩酸 → 塩化ナトリウム(食塩) + 水
NaOH + HCl → NaCl + H2O
化学反応って危ないものから人間に不可欠な物も作るんですね。
紀元前2800年ごろから石鹸らしい物が作られています。
この時代から自然の中にあるものが化学反応を起こして作られていたようです。
基礎化学実験
高知大学の立川先生のHPです!私が化学の授業でわからなかった所を教わったり、大変お世話になっている先生です。
石けんと化粧品に関することで立川先生に教わったことは、私のHPの中で先生に教わったと書いてありリンクもしていますので、ご存知の方もいるかな?!
化学実験に興味のある方は化学実験のページをご覧下さい!
身の回りにある化学として純石けんの作り方や透明石けん作り、7色に変わるビーズ作りなどが紹介されています。