Butters & Waxes, Alcohol etc.

基本的に植物性のバターは手作りクリームや石鹸に使うキャリアオイルと同じように使うことが出来ます。
石鹸作りのベースオイルに20%程バターを使って作った石鹸はお肌にとても優しいベビーソープや高級フェイスソープが出来上がります。
植物性バターで作ったクリームは保湿性の高い濃厚なクリームが作れるため、アイクリームやエモリエントクリームによく使われています。

 Butters

 アボカドバター
スキンケアに幅広く使われており、特にドライヘア、ダメージヘアのコンディショナーやヘアトリートメントに使われています。

 

 アロエバター
ココナッツオイルにアロエを侵出させたもの。
クリーム、ボディローション、リップクリームや石鹸と幅広く使われています。
 

 ババスバター
分溜ココナッツオイルと同じように、肌に浸透してベタつかず、保湿効果に優れているバターです。
オイルやバターのベタベタが嫌な方やカサついた肌のスキンケアにおすすめです。
 

 ココアバター
お肌を滑らかにする効果と保湿効果が高いため、ボディクリーム、フェイスクリームやリップクリームに使われています。
石鹸にチョコレートの香りと硬い石鹸にするためにココナッツオイルと一緒に使われています。
チョコレートのフレグランスオイルを入れるとより一層チョコレートの香りがよくなります。
ココアバターはナチュラルとデオドライドなどありますが、どれもホワイトチョコレートの香りします。
 

 シェイバター
シェイバターは、シア脂、シアバター、またカリテバターとも呼ばれています。
フリカのカリテの木になる果実から採れ、保湿効果が高く、肌荒れ、敏感肌の方やエモリエントクリームの材料にお薦めです。マンゴバターと殆ど同じ効能を持っています。
ベビーソープやフェイスソープによく使われ、クリーム、ローション、リップクリームなどの化粧品にもよく使われています。
 

 シェイロー
シェイバターとアロエベラジェルをブレンドさせたシェイローは、そのまま使う事もできます。
シェイバターの持つ保湿効果、サンスクリーン効果とアロエベラの持つ外傷治癒作用、消炎作用、皮膚修復能力や水分補給能力があります。
ソフトな感触で、アンタイ・アクネクリーム、軟膏、ファーストエイドクリーム、ハンド&ボディローション、 モイスチャライザー、サンケアローションのスキンケアに使われています。
シェイロー(Shealoe 発音: shay-low) は、シェイバター(Shea Butter)のシェイという発音と とアロエベラ(Aloe Vera) のAloe(英語はアロと発音)の部分を合体させて名付けられたTerry Lavoratories, Inc. の登録商標です。
 

 マンゴバター
マンゴの核から抽出されたバターは、保湿効果、アンティリンクル効果、サンスクリーン効果があり、日焼けからお肌を保護します。
サンタンローションとしてそのままお肌につけて使用すると、肌が赤く炎症する事なく奇麗に日焼けします。
ベビーソープ、フェイスクリーム、ローションやリップクリームに使われています。


 

 Waxes

 ビーズワックス/蜜蝋
みつばちが作ったビーズワックスは手作り軟膏や石鹸を堅く仕上げるために使われます。
動物性のワックスですが、アレルギー反応を起こさない方にはとてもいいワックスです。

石鹸を作る時に入れるとトレイスまでの時間が縮まり、ソーダアシュが石鹸の表面に出ず、
石鹸を硬く長持ちさせます。ベースオイル450-50gに25-30gのビーズワックスを使用しますが、 80gのビーズワックスを使う人もいます。

ビーズワックスは、漂白された真っ白なワックス、ナチュラルなアイボリーホワイトからキャラメル色とさまざまな色の化粧品グレードのビーズワックスがあります。
ナチュラルなビーズワックスは蜂蜜の甘い香りがしますので、手作りリップクリームや軟膏に使用すると天然の香りを楽しむ事ができます。
キャンドル用のワックスとは純度が違いうため、キャンドル用のワックスの場合、肌に使用しないように注意書きがあると思います。
キャンドル用ワックスには10%近くのパラフィンが含まれいる場合もあります。
ビーズワックスは比較的アレルギーになる割合が高いワックスのため、有名ブランドの口紅にはあまり使われていませんが、アレルギーにならない人にはとてもよいワックスです。

 キャンデリラワックス
キャンデリラ植物から採取される黄色いワックスは口紅やリップクリームに使われています。
植物性ワックスを使いたい方は、ビーズワックスの代わりにキャンデリラワックスをお使い下さい。
リップクリームはキャンデリラワックスとキャスターオイルを使って簡単に作ることができます。
ビーズワックスと同じように軟膏タイプのクリームを作ったり、石鹸に加えて硬くすることもできます。

 カルナウバワックス
カルナウバソウ(COPERNICIA CERIFERA の葉から採取される黄色いワックスでリップクリームに適したワックスです。
唇の荒れる方はカルナウバワックスで作ったリップクリームもお試し下さい。
手作りリップクリームを作り、貴女にあったワックスを探して下さい。
ビーズワックスと同じように軟膏タイプのクリーム、石鹸に加えて硬くすることもできます。

 ライスブランワックス
ライスブランオイルから採取されたワックスでキャンデリラ、カルナウバと同じ用途で使うことが出来ます。
ビーズワックスと同じように軟膏タイプのクリーム、石鹸に加えて硬くすることもできます。

 ホホバワックス
有名なホホバオイルは液体ワックスですが、ホホバワックスは固形です。
通常ホホバワックスは食卓塩のように小さい粒になって販売されている場合が多く、
シャワージェルやスクラブグリセリンソープに加えられてボディスクラブの商品として販売されています。
透明なボディシャンプーにホホバワックスを加えるだけでボディスクラブソープが作れます。

 ラノリン
スキンケア、ヘアケアに使われ、石鹸にいれて泡立ちをよくクリーミーな石鹸にすることができます。
ラノリンはシープウールから得られた動物性のワックスで、薬用リップクリームやスキンケア商品に使われていますが、
一般的にアレルギーになりやすいと言われている材料です。
動物性のワックスですが、アレルギー反応を起こさない方にはとてもいいワックスのようです。

 フローラルワックス
香り付けに少し加えるお花から採れたワックスです。お値段は高いのですがほんの少量で香りがします。

 Fatty Acids, Alcohol, Emulsfiers etc.

グリセリン
動植物のオイルから、石鹸や脂肪酸を製造する時に得られるグリセリンは、甘味のある粘性の強い透明な液体で、
皮膚の柔軟剤、保湿剤として化粧品や石鹸のスキンケア商品から食品にも添加されるています。
グリセリンは、空気中の水分を引き寄せるため、保湿剤として化粧水やクリームに添加しますが、
添加するある一定の量を超えると逆に空気中に水分が逃げてしまいます。

このHPで掲載されているレシピのグリセリンは、99.5%の純度の高いグリセリンを使ったレシピです。
グリセリンの量に関しては、肌質で必要な量が異なります。また、空気中の水分を引き寄せますので、季節でも使い心地が異なります。
ベタつくようでしたら少なくし、物足りないようでしたら少し多めに加えて調節してください。

 高級脂肪酸
動植物のオイルやワックスに含まれ、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸などがあります。

どんな種類の脂肪酸があるのか知りたい方は脂肪酸の表はここをクリック
Poroporo Land のTOKIO さんとの合作です。
Water Landでは、水質について調べることが出来ます。
頭が疲れて息抜きしたい時には美しい画像と音楽でリラックス、またはゲームをPoroporo Land で楽しんでね!

 ステアリン酸/C18
スステアリン酸は、パームオイルに多く含まれている炭素数18の脂肪酸で、
ステアリン酸を加えることにより、石鹸やクリームを硬く仕上げる事ができます
パームオイルに多く含まれているため、パームオイルを使った石鹸は硬く仕上がります。
石鹸にはオベースイル450-500gに対して小さじ1-2杯、化粧品は材料の1-5%を入れて作って下さい。
多く入れるだけ硬めのローションやクリームを作ることが出来ます。
ステアリックをふんだんに使って作ったグリセリンソープは無色透明に近い石鹸が出来ます。

 乳化ワックス
乳化ワックスは取り扱っている業者によって成分が異なるため、 種類によって多少出来上がりが異なります。
乳化ワックスは呼ばれるセチルアルコールとポリソルベート60から作られたワックス (cetyl alcohol and polysorbate 60) や、
セトステアリルアルコールとソルビタン脂肪酸エステルから作られたワックス(Cetostearyl alcohol and Ethoxylated sorbitan ester) などがあります。

<ラネットワックスはラウリル硫酸ナトリウム(SLS)が使われています。
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)は、発泡剤として殆どの工業製品のシャンプーに使われている発ガン性が高いといわれている原料です。
SLSはソジウム・ラウリン・サルフェートの略で、表示名はラウリル硫酸ナトリウム、化学名は高級アルコール硫酸エステルナトリウムになります。

このHPはセチルアルコールとポリソルベート60を使った植物性乳化ワックスです。
セトステアリルアルコールとソルビタン脂肪酸エステルのポラワックスも大体同じワックスの量で作ることが出来ます。 .

 植物性乳化ワックス
石油が原料である乳化剤に対して、植物性乳化ワックスという名前で販売されています。
乳化ワックスの種類で出来上がるクリームの使い心地が異なり、ざらざらした手触りの悪いクリームが出来る種類もあります。
 

私のレシピは、セチルアルコール95% (C14 Max.3.0%, C16 Min.95%, C18Max.3.0%) の
セチルアルコールNFとポリソルベート60の植物性乳化ワックスを使用したレシピです。

高級アルコール
高級アルコールはC6以上のアルコールの総称で、乳化剤として使われています。
原料は石油か動植物で、ステアリルアルコール、セチルアルコール、セトステアリル アルコールやラウリルアルコールがあります。

セチルアルコール
原料は石油、マッコウ鯨や牛脂の動物性、またはパームオイルの植物性などから得られ、水分と油分を奇麗に混ぜて合わせる乳化剤として使います。
化学構造に炭化水素を多く含む高級アルコールです。
 


 

Emulsifiers

 ポリオキシエチレンソルビタン Polyoxyethylene Sorbitan Esters

ポリソルベートは乳化剤として使われ、20、40、60、65、80、、と数字がつけられています。
数字で60番台はステアリン酸、80番台はオレイン酸と種類がわかるように数字がつけられています。

e.g.
ポリソルベート20 - モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン
ポリソルベート40 - モノパルミチン酸ポリオキシエチレンソルビタン
ポリソルベート60 - モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン
ポリソルベート65 - トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン
ポリソルベート80 - モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン
ポリソルベート85 - トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン

 ポリソルベート20 Polysorbate 20

ポリソルベート20 は、ポリソルベート60や80と比べると、クレンジング用品に使用されていることが多い種類です。
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸から作られているため、他のポリソルベートと比べて肌刺激を感じやすいひとがいます。

 ポリソルベート60 Polysorbate 60

ポリソルベート60は、フェイスクリーム、アイクリームや美容液だけでなく、頭皮や毛穴に付着したコレステロールや老廃物を分解させる成分としても使われています。
清潔な頭皮や毛穴によって育毛効果を高めるために、コンディショナーにも使われています。半固形。
優れた乳化作用と安定性をもっているため、医薬品にも利用されています。
ポリソルベートは、欧米諸国では食品の乳化安定剤としてケーキやクラッカーに使用され、医薬品にも利用さ れていますが、日本は食品への使用は認められていません。(2002年現在)

 ポリソルベート80 Polysorbate 80

ポリソルベート80は、ポリソルベート60同様、フェイスクリーム、アイクリームや美容液等、優れた乳化作用と安定性をもっているため、医薬品にも利用されています。液体。
オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸から作られています。
また、日本の目薬の材料の一つとして使われています。そのため、ポリソルベートの中では肌あたりの優しい80をおすすめしています。
Formula: C6H8O4(C2H4O)20O2CC17H33
 


 

Back to ページ

Return to Index