Aromatherapy

アロマセラピーは、植物から抽出されたエッセンシャルオイルを使った芳香療法で自然療法の中の一つです。
アロマテラピーはフランス語になります。


 

上記の画像は アロマセラピストの成島直江先生 の撮影した画像です。


 
 

注意事項

初めて使用するエッセンシャルオイルの種類は必ずパッチテストを行ないましょう。

エッセンシャルオイルは身体に直接付けないで、必ずスキンケアオイルなどに希釈して使います。
例外として、ラベンダーやティートゥリーのように直接お肌につける精油が1部あります。

日本の一般的な希釈濃度は1%です。1%に稀釈したエッセンシャルオイルを腕の内側に少しだけつけて被れたり痒みが生じないかどうか1日ぐらい様子を見て下さい。
いつもと違って赤く腫れたり、痒み、湿疹、ヒリヒリした場合は使用を中止し、すぐに皮膚科で診てもらうようにして下さい.

欧米では2−3%の希釈濃度が一般的です。
そのため、海外から輸入した精油入りの商品は、香りが強かったり、精油が多く入っているため肌刺激を感じる事もあります。
プロフェッショナル用を購入した場合、希釈濃度が3%以上の商品もあります。
1%だと問題ないのに、、、という方は、海外で購入したマッサージオイルをキャリアオイルで希釈して使うなどするといいと思います。

メディカルアロマセラピーの場合、希釈濃度が一般的の量よりも多く、希釈濃度50%の場合もあります。
日本は、メディカルアロマセラピーを教えるアロマセラピストは多くありませんが、セミナーを行っているアロマセラピストもいます。

エッセンシャルオイルが目に入った場合は、暫く水で洗い流してから直ぐに眼科で診てもらいましょう。

基本的に、服用はしないようにしましょう。

エッセンシャルオイルを使う時は使用法を十分にお確かめの上、エッセンシャルオイルの使用量を間違わないように気をつけましょう。
お年寄りや7才以下の子供の場合、使用量は一般成人の半分以下にし、1歳未満の乳児には基本的に使用しないようにしましょう。

溶剤抽出されたエッセンシャルオイルは、溶剤を完全に取り除くことが出来ないため、肌につけないようにし、芳香剤として楽しむようにしましょう。

柑橘系のエッセンシャルオイルを使用してすぐに紫外線にあたると、光感作によるシミ、ソバカスや光接触皮膚炎を引き起こす可能性があります。
この作用を、光感作といい、使用する上での注意事項で見かける事があると思います。
光感作や光感作作用があると書かれている精油は、日中や外出前に使用することは避けましょう。
ベルガモットEOには、フロクマリン類(furocoumarin)のベルガプテン(Bergaptene)という光毒性を示す不揮発性物質が含まれています。
光感作性のリスクを軽減するために、スキンケアにはベルガプテンの含まれていないBergaptene-freeのベルガモットEOも販売されています。
 

Pregnancy and Health Warning

妊娠初期、妊娠中、また授乳期に使用できないエッセンシャルオイルの種類がありますので、精油の禁忌事項を確認して正しく使用しましょう。
高血圧や糖尿病の方の持病のある方は、基本的には使用できません。
妊娠中や病気で使用できない精油の種類の一部を紹介していますが、他にもありますので必ず使用前に確認して下さい。

 エッセンシャルオイル Essential oils (EOs)

ハーブの有効成分が濃縮された純度の高い発揮性のオイルをエッセンシャルオイル(精油)と言います。
花びら、葉、根、果皮などからエッセンシャルオイルを抽出します。
莫大な量のハーブを使っても少量のエッセンシャルオイルしか抽出できないローズは、購入するのに少し考えてしまうようなお値段がつけられています。

香料として、グレープフルーツやオレンジ、ラベンダーやローズウッドを純石けんに使うと、すべて天然素材の石鹸を作る事もできます。
すべて天然の香りで、自分の好みに合わせて手作り香水も作る事ができます。
また、香りは精神に働きかけるため、その時の気分になった種類を選んで使うと、健康維持にも繋がります。
エッセンシャルオイルひとつひとつに色々な効能があるため、スキンケア、ヘアケアにも重宝します。
いろいろ試してみて下さい!
 

 抽出方法 Extraction

エッセンシャルオイルを抽出する方法は、水蒸気蒸留法(steam distillation)、冷却圧搾法(cold-pressing)、溶剤抽出法(estraction)や冷浸法(enfleurage - アンフルラージュ)などがあります。
その中でも、冷却圧搾法、水蒸気蒸留法と溶剤抽出法が主流です。

多くのエッセンシャルオイルを抽出するために、水蒸気蒸留法が行われ、精油を取り出した後のハーブの有効成分を含んだ水分がが残ります。
これが、フローラルウォーターやハーブウォーター、ハイドロソルと言われている物です。

冷却圧搾法は、レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の精油を取り出すために使われる方法です。

溶剤抽出法は、ローズやジャスミンなどの花から精油を抽出するために使われる方法です。
ヘキサンなどの溶剤の中に花びらなどを漬け込み、溶剤の中に染み出した精油をアルコールを使って、精油のみを取り出します。
この方法は、溶剤を完全に取り除くことが出来ないため、スキンケアに使用せず、石鹸の香料や香水を作る時に使います。

アンフルラージュは、他の方法に比べて手間がかかり過ぎるため、現在は殆ど行われていない方法です。
ココナッツオイルなどの油脂を使って精油を染み込ませ、何度も何度も同じことを繰り返す方法です。手間がかかるため、一般的には高価です。
 

 精油の化学

精油はアルコール類、アルデヒド類、エステル類、、オキシド類、ケトン類、テルペン類、フェノール類に分類され、
何百という成分からなり、リモネンやa-ピネンなど、数えきれないほどの聞いたことの無い化合物が成分です。

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 キャリアオイル Carrier Oils

エッセンシャルオイルは、直接肌につけずに、必ず希釈して使います。
希釈するベースオイルをキャリアオイルと呼び、精油の有効成分を皮膚の深部まで浸透させるために使います。
「キャリア (Carrier)」という英語は「運ぶ」という意味があります。
有効成分を皮膚に浸透させ、血流に乗ってリンパ液まで運ぶという働きから、キャリアオイルと呼ぶようになりました。
エッセンシャルオイルは、植物性オイルだけでなく、ミネラルオイルにもよく溶けますが、ミネラルオイルは使用しません。

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 Healing Properties

アロマセラピストは数多くのエッセンシャルオイルの効能を皆さんにお伝えしています。
消毒作用のあるもの、消炎作用のあるもの、抗鬱作用など様々です。
もっとエッセンシャルオイルについて調べてみたい方、アロマセラピーに興味のある方は専門の本やサイトで調べてみてくださいね。

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